2009年10月01日

講座ポスター

post092912r.jpgp1002101.JPGkouza2010_1.jpgp1109.jpg講座1009.jpg
画像クリックで拡大されます
ラベル:講座ポスター
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2009年10月11日

動画再生トラブル対策

動画ファイル形式の複雑さに関連するトラブル
パソコンで再生する動画ファイルの形式は様々あります。その結果「メディアプレーヤ」や「リアルプレーヤ」などで動画再生時に「コーディック(デジタルデータ間の変換)関連のエラーが表示され再生不可能な場合があります。
そのときは、無料ソフトのGOM PLAYER(ゴムプレーヤ)をセットすると解決できるケースがあります 
こちら
ラベル:ソフト
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2009年10月19日

第7回教養講座:高齢期の生き方(要旨)

第7回教養講座 2009年10月3日
『高齢期の生き方』
[1974文 中村誠・早稲田大学心理学会理事]

1.日本がこれから迎える高齢化社会
 厚労省の発表によると、9月15日時点で日本全国の100歳以上の高齡者が4万人を超えた。日本人の女性の平均寿命は86.05歳で24年連続世界一、男子も79.29歳で世界4位(08年)。日本より上位なのは、アイスランド、スイス、香港と比較的人口の少ない国で、日本は男女ペアで実質世界一の長寿国と言える。
   世界の人口は20世紀の100年間に15億から60億へと約4倍、増加した。医療技術の進歩、薬の開発、栄養状態の改善などが、まず乳幼児の死亡率を減らし、次に青年期、さらに高齢期の死亡率を低下させた。2050年には90億を超えることが予想されている。世界の人口はこれからもまだ増え続ける。
 だが日本に限ってみれば、既に06年に人口のピークを迎え、これからは減少に向かう。2050年には1億人規模まで減ることが予想されている。しかしその時、65歳以上が全人口に占める比率、いわゆる高齢化率が40%に達する。一億の日本人の内、65歳以上の年齢層が4千万人を占める。世界の他の国と較べても高率となる。このまま進めば労働力人口も大きく減り、街には高齡者が溢れることになる。

2.老年学研究部会が「事例集」を発行

 早稲田大学心理学会の老年学研究部会の会員が、身近にいらっしゃる「この方の生き方に学びたい」と思う方たちにインタビューをして「高齢期の生き方・事例集」としてまとめ、2008年に発行した。男性12人(73歳〜97歳)、女性8人(65歳〜87歳)の20事例を掲載した。
 メンバーの一人の所正文先生(国士館大学)が、サンプル数は少ないながらも、幾つかの項目に関する回答から、人生観、生活感に関する男女差を比較した。女性の方が日々の小さなことにも目標ややりがいを求め、現実を受け入れ、適応して行く傾向が強かった。
男性は、現役時代の人間関係を退職後も重視する傾向が見られた。

3.ピカソ、熊谷守一、北斎

 画家のピカソ(1881〜1973)は、晩年、南フランスのヴァロリスに移り住み、新たに陶芸
を始め、その工房の主宰者であるラミエ夫人の姪と86歳の時に、二度目の結婚をしている。
 洋画家の熊谷守一(1880〜1977)は、豊島区千早町の自宅からほとんど一歩も出ずに、庭の中で焚火をしたり、草花やアリなどの虫を観察しつつ、晩年まで斬新な絵を描いた。
 葛飾北斎は、日本人の平均寿命が40歳前後の時代に89歳まで生き、71歳のときに代表作の「富嶽三十六景」描いている。85歳で長野の小布施まで旅をし、天井画を描いた。

4.意欲的に生きることの影響

 琉球大・白井准教授と大阪大・磯教授が、岩手、長野、沖縄など8県に住む40〜69歳の男女、約9万人を対象に12年間にわたって調査。「自分の生活を楽しんでいるか」というアンケートをして、意識の高さを「高・中・低」3グループに分け、脳卒中、心臓病などの循環器病との関連を調べたところ、有意に発症率、死亡率の差が見られた。

5.死を受け入れる事

 どんなに長生きをしても結局は死ぬ。最後には誰でも死を受け入れざるを得ない。メンバーの谷口幸一先生(東海大学)は、高知県の疋田善平(ひきたよしひら)医師の「満足死」の考え方を紹介している。本人が納得し、看取る家族も医療する側も満足するような死に方、各人にとっての主体的な死生観が、最後には欠かせないのではないかと思う
 「人は本当は不死である。これを知らないで説明できるものは一つもないのである」数学者・岡潔(1901〜1978)。

[質疑]

質問 日本の多くの男性は、会社や組織のために色々なものを犠牲にして生きてきた。定年になって会社を辞めたからといって、急に生き方を変えろと言われても難しい。

回答 花に水をやる、猫の世話をするなど、身の回りの小さな事でも、自分が自発的にやれることを見つけることが創造的な生き方につながるのだと思う。

ラベル:講座
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2009年11月02日

無料のアンチウイルスソフト(マイクロソフト社)

無料のアンチウイルスソフトMicrosoft Security Essentials(MSE)がマイクロソフトのサイトからダウンロード出来ます。
http://www.microsoft.com/security_essentials/

対応するWindowsは、Windows VistaとWindows 7(32bitと64bit)、Windows XP SP2以降(32bitのみ)です。このソフトはガイダンスに従いクリックすればセットアップが容易です。パソコン初心者にとっても使いやすく出来ています。またMS社が提供するため、ソフトの評価が幅広くなされているのも利用者にとって安心感があります。


自分のノートパソコン(XP)で試しましたが、セットアップから最初のスキャン完了(「このコンピュータでは脅威は検出されませんでした」とメッセージが表示されました)まで約15分で終了しました。


ソフトの紹介サイトは
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hot/20091102_325521.html

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2009年11月11日

第8回教養講座:非行とは何か(開催のおしらせ)

第8回早稲田大学心理学会 教養講座

「非行とは何か」


日時:2009年11月 28日(土) 16時〜18時
演者:藤野京子氏(早稲田大学文学学術院・教授)
会場:早大戸山キャンパス・第二研究棟(39号館)6階第7会議室

早稲田大学第一文学部心理学専修卒業後、同大学大学院修士課程修了。テキサス州サム・ヒューストン大学刑事司法部修士課程(MA)を修了。法務省矯正局に入局。おもに心理職として各地の少年鑑別所に勤務。法務省を2004年に退職し、早稲田大学助教授に。2009年より教授。青少年はなぜ非行に走るのか?「非行は世の鏡」とも言われる。社会や家族との関係を探ることなしに個々の現実を捉えることはできない。長年の臨床の体験をもとに、その解決と予防の方策を考える。


    資料代・お茶代として参加費を頂いております。【一般:500  学生:無料  早大心理学会会員:無料】
    事前の申込は必要ありません。ご自由にご参加ください。 
問合せ先:早稲田大学心理学会 http://www.waseda.jp/assoc-wpa/ 
電話:03-5286-3743 FAX 5286-3759 担当・木村裕、石井康智
 
メール:waseda_shinri@yahoo.co.jp  担当・市原信、朝岡美好
★ポスター画像クリックで拡大します
p1109.jpg

ラベル:講座
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2009年12月07日

エクセルやワードでパスワードを設定するには

エクセルでは日記や家計簿などの個人情報の利用ができます。
その際、パスワードを設定すると一応安心です。
また、ファイルの破損に備え同時にバックアップファイルも作成します。
なお、ワードも同じ方法で設定できます。

パスワード設定法
1 ファイル保存時に「ファイル」→「名前をつけて保存」
2 右上角にある「ツール」から「全般オプション」で「読み取りパスワード」
  にパスワードを入力し「OK」ボタンをクリック。
3 確認画面で設定したパスワードを再入力して「OK」→「保存」をクリック

バックアップファイル作成法
1 上記(2)の画面で「バックアップファイルを作成する」にチェックを入れる
  →パスワード設定時にセット可能

ラベル:ソフト
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2009年12月08日

ウェブ&ブログのリスト

ウェブ&ブログのリストです(テスト運用中)
会員の皆様へ
当学会の活動と関連のあるサイト、
個人的にお薦めのサイト、
見る頻度の高いサイトなどをご紹介ください。
なお、当学会の活動と無関係と判断された情報は
予告なしに削除する場合がありますので
あらかじめご了承ください。

コメント欄に以下の3項目の記載を原則とします

1 ページのタイトル
2 URL
3 ページの一言コメント


早稲田大学心理学会
http://www.waseda.jp/assoc-wpa/
早稲田大学心理学会のトップページ
ラベル:ウェブページ
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2009年12月20日

第8回教養講座:非行とは何か(要旨)

第8回教養講座 2009年11月 28日 
非行とは何か(要旨)
 藤野京子(早稲田大学文学学術院)

1)わが国の戦後の非行動向

 
第二次世界大戦以降のわが国の非行を振り返ってみると、時代によって、随分と質の違った非行現象がうかがえる。@昭和26年にピーク(第一のピーク)となった敗戦後の物質的困窮と社会的混乱を背景とした生き延びるための非行、A昭和39年にピーク(第二のピーク)となった敗戦からの急速な経済的復興の中、物質的には豊かになったものの社会の歪みも露呈したことを背景に、その歪みに対する怒りからの非行、B昭和58年にピーク(第三のピーク)となった一億総中流化して誰もが躍起にならなくても生きていける時代を背景に、マンネリ化しがちな生活の中で刺激を求めて、つまり自分達なりに面白い生活にしようとしての非行、などである。学際的な研究が活発化してきた昨今、非行・犯罪の研究分野でも、各分野の既存の諸説を網羅的にとらえようとの動向がうかがえるが、たとえばAndrews & Bontaは、@非行・犯罪に対する促進要因や抑止要因等のその個人が置かれた非行・犯罪に至る直前の状況、A資質、物事に対する捉え方や信念、日ごろの行動といった個人レベルのもの、B親子関係、遵法的な他者との結びつき、反社会的な他者との結びつきを含めた対人関係レベルのもの、に加えて、Cその個人が属している地域社会のみならず社会構造や文化的要因を含めたより広い文脈、をも総合的に勘案すべきであると主張する「個人的、対人関係的、コミュニティ強化理論(A Personal, Interpersonal and Community-Reinforcement Perspective (PCI-R)
)」を提示している。心理学では、時空を超えた普遍的な人間の特質を解明しようとする傾向があるが、犯罪・非行に走る人の心理の理解に当たっては、上述のように、そして「非行は世の鏡」とも言われるように、その個人を取り巻く文脈を理解することが肝要である。

2)非行に走る昨今の子どもたち

  第三のピークのころには、「暴走族」や「つっぱり」に象徴されるように、自らを「非行少年」とみなし、それらしい外見を装いながら非行に走っていた者が多かったが、こうした様相は昨今すっかり姿を潜めている。外見から非行少年かどうかを見分けるのが難しくなってきていることに加えて、非行に走っている当事者自身も自らを非行少年とみなしておらず、非行少年と一般少年との境がボーダレス化するに至っている。昨今の非行の特徴をよく表している事例としては、@学習障害を有しており協調的に振舞うことが苦手なため周りから疎んじられるばかりであった少年が、人と一緒に行動できる場を作ろうとして放火に至ったもの、A長年いじめられたり孤立させられてきたりした少年がやっと仲間に入れてもらえるようになった状況下、その仲間の一人が金銭面での問題を抱えたことから、それを助けようとして強盗に至ったもの、B些細な逸脱が警察に発覚され、そのことでの親の叱責を恐れて家出が始まり、状況が悪化の途をたどるにもかかわらずそれに歯止めをかけられず、捨て鉢な気持ちになっては強姦までをも行ったもの、C学業面での伸び悩みを感じた少年が車の運転の面白さに取り付かれたとして、車を窃盗しては無免許運転して何台も廃車にさせ同乗者にも怪我を負わせたもの、などが挙げられる。自らの非行について「社会が悪い」などと、社会に反発すべく非行をしているとの意識はあまり見出せない。「なぜか自分は社会から落ちこぼれてしまった」との生活感情を抱くにとどまっている。成熟化社会となり、問題視されている現象に対しては、根治されてはいないものの表面的な対策は講じられている社会であるがゆえに、社会適応できないことの責任を個人に帰属せざるをえなくなっているのかもしれない。さらに、彼らに共通するのは、是が非でも、生き抜こうとの強さを供えていないことである。うまくいかなくなれば、捨て鉢になるだけである。中には、生きづらさをしっかりと自覚する以前に、お手上げといった感じで行動化してしまっている場合も少なくない。無気力で稚拙な、さらに反社会的というよりは非社会的な少年が非行に走るようになっている。自らの人生に自分で責任を持って生きていこうとの気概はうかがえない。バブルの崩壊以降、閉塞感・不透明感が漂い、明るい展望が抱けない社会風潮が遠因しているのであろうか。また、社会に十分に適応できていないと感じる者同士が徒党を組むことも少なくなってきている。コンピュータや携帯電話が一般人の生活に組み込まれ、人間疎外が進んでいるが、非行に走る者の間にも、そうした影響があるのかもしれない。
ラベル:講座
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2010年01月25日

ワードのファイルが壊れて読めない

卒論作成時の重大トラブル
ゼミ生のUSBフラッシュメモリに保存してあるワードのファイルが壊れて読めません。
メモリにはワードファイルが複数ありましたがそのうち1つです。
パソコンを変えてもダメでした。

パソコン画面のエラーメッセージは
「この文書を読み取ることができませんでした。ファイルが壊れているようです。次の操作を行ってください。*ファイルを開いて、修復してください。 *テキスト回復コンバータでファイルを開いてください。(ファイル名)
正直これでは具体的にどのような操作をすればよいか分かりません。


グーグルで「テキスト回復コンバータとは」で検索したところ
[W_WD98] 壊れた文書を復元する方法 (ファイル修復コンバータとは)
が出てきました。マイクロソフトのサポートサイトです。
http://support.microsoft.com/kb/156573/ja


そこで、ワードを起動し
1 [ファイル] メニューの [開く] をクリックし、文書を選択します。
2 [ファイルの種類] ボックスで [ファイル修復コンバータ] を選択し、[開く] をクリックします。
を実行したところ、文字データが回復できました。しかし、かなりの字が文字化けしておりそのままでは使えません。もちろん図版も回復は出来ませんでした。


しかし、あきらめないで、他の方法として「一太郎2007(それ以前のバージョンではダメのようです)」で直接、あるいは上記と類似した処理でファイルを読み込んだところ、なんと文字化けもなく全テキストデータが無事復活しました。次にテキストデータをコピーしワードに貼り付けて、図版や写真ははオリジナルデータを貼り付け全体が修復できました。

ファイルの修復ソフトも市販されていますが、今回はイザという時の対応例です。

市原信 投稿

ラベル:ソフト
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2010年02月11日

ウェブサイトのトラブル(2010年2月)

ウェブトップページ表示トラブル
2010年2月11日現在、トップページのデザインが正しく表示できないトラブルが発生しています。現象は2月10日の午後、データ更新中に起きました。現在修復に向け準備中です。コンピュータウイルスによるものではありません。
しばらくお待ちください。
回復次第このページでお知らせします。

ラベル:おしらせ
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2010年02月12日

ウェブサイトのトラブルは解決(20109年2月)

ウェブトップページ表示は正常化
トップページのデザインは正常化しました。
ご迷惑をおかけしました。
http://www.waseda.jp/assoc-wpa/
2010年2月12日
ラベル:おしらせ
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2010年05月06日

講演会「ネガティブ・マインド」のお知らせ(2010年)

2010年度・早心・公開講演会ポスター_v[1].3.jpgtoyama_map2010.jpg
2010年度・早稲田大学心理学会・公開講演会
講師 坂本真士氏(日本大学文理学部心理学科教授)
ネガティブ・マインド
 
-うつを知って、うつと付き合う- 
複雑な現代社会に生きる我々にとって「うつ」な気分は身近なものである。ネガティブな感情や思考をいかに理解し、扱うべきか、社会心理学的な視点から明らかにしていく。
 
場所 早稲田大学・戸山キャンパス 34号館4階 453教室
 (地下鉄・東西線・早稲田駅下車・徒歩約5分)
戸山キャンパスへのアクセス
http://www.waseda.jp/bun/map/
日時 2010年6月19日(土)
 15時〜17時 (14時30分開場)
参加自由・入場無料・奮って御参加ください

ポスター:朝岡美好氏、マップ:中村誠氏
図版をクリックで拡大表示します
ラベル:講演会
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2010年05月10日

第9回教養講座:会社でこんなに役立つ心理学(開催のおしらせ)

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第9回教養講座:会社でこんなに役立つ心理学(開催のおしらせ)
笠原かほる氏(ピジョンウィル株式会社・代表取締役)
日時:2010年5月22日(土) 16時〜18時
場所:早稲田大学戸山キャンパス・第二研究棟(39号館)
5階・第5会議室(地下鉄・東西線・早稲田駅下車・徒歩約5分)
行動科学を学んだことが企業活動でどのように活用できるか、体験を紹介したい。専門を直接活かせる職務からだんだん遠ざかっているのだが、それでもなお専門性に支えられ、強みとなっていることをお伝えできればと思う。」
笠原かほる(かさはら・かほる)

早稲田大学第一文学部心理学専修卒業後、同大学院 博士課程前期修了。
1989年ピジョン梶@入社。開発部、マーケティング部、事業戦略部を経て、2010年2月より、ピジョンウィル梶@出向(現職)。
戸山キャンパスへのアクセス
http://www.waseda.jp/bun/map/

早稲田大学心理学会 教養講座は会員の相互交流と社会への情報発信を目的に、早稲田大学心理学分野の卒業生が心理学にとどまらない社会活動について紹介し、会員や一般参加者と少人数で自由な雰囲気のなか意見交換を行う会です。
事前の申込は必要ありません。ご自由にご参加ください。
資料代・お茶代として参加費を頂いております。
   【一般:500円  学生:無料  早稲田大学心理学会会員:無料】

会場が変更になった場合はHPおよび会場予定地への掲示にてご案内します。
問合せ先:早稲田大学心理学会 
http://www.waseda.jp/assoc-wpa/

 電話:03-5286-3743 FAX 5286-3759 担当・木村裕、石井康智

 メール:waseda_shinri@yahoo.co.jp  担当・市原信、朝岡美好

ポスター:朝岡美好氏
図版をクリックで拡大表示します

ラベル:講座
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2010年08月11日

第9回教養講座:会社でこんなに役立つ心理学(要旨)

9回教養講座 2010522

会社でこんなに役立つ心理学

笠原かほる

 

私の勤務しているピジョン株式会社は、ベビー、マタニティ、高齢者向けの商品サービスを提供しています。メーカー勤務を通じて、大学で学んだ心理学が、会社でどのように活用できたかをご紹介したいと思います。

 

1.     メーカーの仕事の流れと心理学の活用

(ア)  基礎研究

 基礎研究では、製品仕様のベースとなる知見を蓄積する。当社の主な研究テーマは、身体発達に関することのほかに、皮膚や原材料、生産に関わることがある。ここでは身体発達に関する研究について、述べる。

 これらの業務では、大学で学んだことがそのまま使用できる。具体的には、乳幼児の発達、実験計画・統計、観察、動作解析、質問紙法などである。

 

(イ)  商品開発

 開発過程は、作ろうとする製品の妥当性の検証、修正が課題である。よって、アイディアや使用感の評価が中心となる。ここで活用されるのは、質問紙法と観察法。解析方法としては、多変量解析(SD法やコンジョイント分析など)を利用することが多い。

 

(ウ)  マーケティング

 マーケティングとは、「いつ」「誰に」「何を」「どこで」「どのように」提供すれば、「顧客満足」を得ることができるかという「仕組み」のことである。そのために、環境を分析して、狙い目を発見し、そこに効果的に到達させる方法を考える。

 心理学は「人の行動を科学的に捉えること」なので、すべての場面で応用可能であるが、主にリサーチの場面で実効性が高い。

 マーケティング・リサーチは、アンケート調査がもっとも多く、それに関連して種々の多変量解析が行われる。これによって、顧客を分類したり、顧客が重要と考えていることの重み付けを行ったりする。観察も非常に大切な技法である。

 

(エ)  店舗、店頭づくり

 お客さまの実際の購買は店頭で行われるので、売り場作りは大変重要な事項である。しかし、売り場作りの主役は、メーカーではなく、小売業者なので、ここで重要なのは、その小売業の特長と、お客さまを繋ぐ仕掛けを作ることである。

 どんなお客さまがどんな気持ちで売り場に足を運ぶかに合わせて、品揃えや並べ方を工夫し、的確なメッセージを掲げる。そのために商圏、POSデータの分析、価格や店頭コピーの反応分析などを行う。技法とすると多変量解析が多い。

 

2.     組織マネジメントと経営戦略

(ア)  組織マネジメント

 組織マネジメントの課題は、「いかにして人を通じて、仕事を成し遂げるか」ということ。すなわち、どう分業して、その間をどう調整するか、ということである。「動機付け」や「性格特性」などの心理学的知識が理解に役立つ。

 昨今では、抑うつ症状を呈する社員が多いため、臨床心理学の知識も参考になることが多い。

 

(イ)  経営戦略

 経営戦略は、@何を誰に売るか A売るために、自分はどんなことをするか Bその仕事のために、どんな能力と特性を持つか Cそれを展開する個別の方法は何か ということで構成される(伊丹敬之 『経営戦略の論理』 2004)。

 心理学からはだいぶ距離がある印象だが、最小単位はマーケティング戦略と重なるところが多い。それらを長期の時間軸の中で、効果的な組合せに取捨選択して、実現のための資源を獲得することなので、まったく繋がりがないとは言えない。

 

企業活動と、大学で学ぶ心理学とは大きな溝があると感じられるかもしれません。けれども、世の中は、人の行動の集積でできています。ですから、企業活動の中で、人の動きを理解したいと思ったり、成功・失敗に基づいて、よりよい結果を生みたいと思ったときに、心理学は非常に親和性が高いと思います。なぜなら、心理学は、「人の行動科学的に捉える方法」だからです。今、学んでいることはきっと会社に入っても役に立つと思います。

一方、心理学を学んで専門性があると思うことが、違う世界に入るときの足かせになる可能性があります。経営用語に「コア・コンピタンス」という考えがありますが、これを私自身に当てはめた時、「行動科学」がコア・コンピタンスと定義できました。そう定義することで、自分の連続性を保ちつつ、新しいことにも取り組めるようになりました。やってみれば、常に発見があり、視座が高まる実感もあります。

学生の皆さまが、学んだことに自信をもって、大きく飛躍されることを期待しております。

ラベル:講座
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2010年08月20日

モバイルPC新潮流2010夏

昨年の夏は「ネットブックブーム」全盛でしたが、今年はすっかり様変わりで「iPadブーム」となりました。
そのあたりの事情を量販店の様子からレポートしています。図は現状を直感的に捕らえています。

不運と不作為が招いたネットブック失速
Windows 7を機に単価上昇、ライバル製品も増え四面楚歌
PC Online 2010年7月15日
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20100715/1026186/?f=tok234
以下は記事の一部抜粋
「メーカー各社の夏モデルが出そろい、にぎわい始めた都心の家電量販店のパソコン売り場。Office 2010の発売と相まって、販売店の期待も大きい。だが、そんな売り場の一角に、周りの活気から取り残された場所がある。ネットブック売り場だ。各店舗の担当者も、口をそろえて市場の変化を証言する。「ネットブックの売れ行きは悪い。2009年の年末商戦からダメになり、現在の販売台数は前年の半分以下」(ビックカメラ 池袋本店 パソコン館 Windows本体コーナー 主任の杉浦俊博氏)、「2009年の暮れ、Windows 7が出たころから売れ行きが鈍った」(ヨドバシカメラ 新宿西口店 パソコン専門チーム リーダーの川口秀行氏)」。


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授業で活用するにはどうするか?
iPadを購入する。非常に使いやすく情報の閲覧には最適ですが、表計算やレポートの作成など入力系の仕事には向いていません。やはりモバイルノートパソコンが必要です。
最新のネットブックの問題点は、画面解像度のスペックダウン。つまり、WSVGA (1024x600ドット)が主流に返り咲き、昨年夏頃採用され始めた高精細画面WXGA(1366×768ドット)の機材が激減したことです。しかし5万円以下でも高精細画面機がないわけではありません。カカクコムサイトで58,999円以下のカテゴリで検索すれば見つかります。もはや「ネットブック」にこだわる必要はありません。
http://kakaku.com/pc/note-pc/ma_0/?price=58999
1 機種を選択
2 「スペックタブ(インデックス)」をクリック
これで性能一覧表が表示されます

市原信氏 投稿

ラベル:心理系ツール
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2010年09月05日

第10回教養講座:自治体における職場復帰への取り組み(開催のおしらせ)

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第10回教養講座:自治体における職場復帰への取り組み
(開催のおしらせ)

演者:木之下みやま氏 (東京都職員共済組合)
近年、精神疾患により休職した職員の職場復帰の問題が大きくなっている。東京都知事部局では精神疾患からの職場復帰支援策として1999年より職場復帰訓練制度が設けられ、心理職が中心となって復職支援を行っている。この職場復帰訓練制度の概要を中心に、自治体職員のメンタルヘルス問題に関わる心理職の活動を紹介する。

日時:2010年10月2日(土) 16時〜18時
場所:早稲田大学戸山キャンパス
 (地下鉄・東西線・早稲田駅下車・徒歩約5分)
アクセス
http://www.waseda.jp/bun/map/
文学部第二研究棟5階 第5会議室
資料代・お茶代として参加費を頂いております。
【一般:500円  学生:無料  早大心理学会会員:無料】
ポスター:朝岡美好氏
地図イラスト:中村誠氏

ラベル:講座
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2010年11月08日

第10回教養講座:自治体における職場復帰の取り組み(要旨)

第10回教養講座 2010年10月2日(土) 
自治体における職場復帰の取り組み(要旨)
木之下みやま(東京都職員共済組合)

 近年地方自治体において、精神障害を原因とした長期病休者が増加している。東京都知事部局(職員数 約24,000人)においては、平成21年の精神障害を理由とした30日以上の病休者数は357名で、職員千人あたり14.7人となっている。この状況は、社会情勢に加え近年の人員削減や業務の複雑化、行政への風当たりの強さなど、複数の要因が考えられる。上記を踏まえ平成18年度から、精神保健相談員(以下、相談員)が東京都知事部局の事業場内産業保健スタッフとして配置された。現在各局に2〜3名配置されたこの相談員が、様々な職種・多様な形態で勤務する職員の状況を把握し、実態に即した助言や支援を行っている。本講座ではこの相談員の活動について紹介した。
 相談員は実態の把握・予防的対策を目的とした一次予防、不調の早期発見・早期対応を目的とした二次予防、不調者の職場復帰支援及び再発予防を目的とした三次予防のそれぞれの領域で活動している。

1)一次予防に関する活動:一次予防としては、職員のメンタルヘルスに関する啓発を目的とした講習会の企画・運営(年間4〜9回)や、各局や事業所におけるメンタルヘルス研修会(年間約180回)、職場のメンタルヘルス向上のための会議等への出席も含めた職場の安全衛生担当者との会合(年間約500〜700件)があげられる。これらに加えて広報誌(月1回)やパンフレットの発行などの啓発活動も活発に行われている。この活動から、二次予防である相談につながる場合も多い。


2)二次予防に関する活動:二次予防の中心は職員の精神保健相談であり、その数は年間1500件を越える。そのうち約2割は、出先機関への訪問面談となっている。また、電話・メールによる相談も受け付けている。相談の対象者は、最近では不調者への対応に苦慮しているといった職場上司らからの相談が全体の約4割を占めている。


3)三次予防に関する活動:三次予防に関する活動は、職場復帰訓練中および復帰後の相談である。東京都知事部局等では、精神疾患による病気休職者を対象に、平成11年より職場復帰訓練制度(以下、復帰訓練)が設けられた。復帰訓練は主治医の了承が得られた利用希望者に対し、休職中に所属職場において行われている。期間は3か月以内で、週2日、2時間程度出席し職場環境に慣れることから始めて、徐々に時間、頻度、業務量を増やし、段階的に負荷を上げて円滑な復職を促す制度で、現在復職者の約8割が利用している。復帰訓練開始前には相談員が職場と本人とともに復帰訓練の準備を整える。また復帰訓練中及び訓練後しばらくの期間は相談員が定期的に本人と面接し現状把握を行うとともに、職場上司や人事担当者とも緊密に連絡を取り合い、協力・連携しながら復職を支援している。復帰訓練中及び復職後の面接は年間700件以上であり、上司等関係者同席での面接も多い。
 この復帰訓練を経て復職した職員は、再休職率が低い傾向が認められている。理由としては、復帰訓練制度そのものの効果とともに、復帰訓練前後の相談員の活動が復職者の孤立を防ぎ、復職を受け入れる職場側の理解を深めた事や、相談員が本人のみならず職場もフォローしながらこの制度を運用しているということが考えられる。
 
 相談員が行っているのは、職場におけるメンタルヘルス関連のコンサルテーション業務であり、いわゆる治療活動には従事していない。しかし、一次・二次・三次予防全ての領域に渡って活動している相談員の元には随時、職員・職場・人事・安全衛生担当者などからの情報が入り、より多角的に職場の状況を把握することが可能である。だからこそ相談員は、医療機関での心理職とは異なる視点で職場全体をコーディネートすることが可能なのである。
 地道な予防活動はすぐに結果が出るものではないが、上記活動を含む職場内外の様々な活動が少しずつ実を結び、すべての労働者が安心して仕事ができる環境が整っていくことを願っている。

ラベル:講座
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2011年03月03日

2011年度教養講座と公開講演会の予定

2011年度の予定
詳細が決まり次第お知らせします

教養講座
松田英子氏(江戸川大学)
「睡眠の正常と異常―臨床心理学からの理解と支援」
日時 2011年5月21日(土)午後4時〜6時
場所 早大戸山キャンパス 第二研究棟(39号館)5階第5会議室

小林源氏(早稲田大学心理学会理事)
「仕事との出会い方、その続け方」
日時 2011年10月の土曜日を予定
場所 早大戸山キャンパス を予定

公開講演会
月本洋氏(東京電機大学)
「仮想的身体運動としての心」
日時 2011年6月25日(土)午後3時〜5時
場所 未定

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2011年03月08日

2011年度教養講座の内容

教養講座の予定
1) 松田英子氏(江戸川大学教授)
日時: 2011年5月21日(土)午後4時〜6時
場所 :早大戸山キャンパス 第二研究棟(39号館)5階第5会議室
題目:睡眠の正常と異常―臨床心理学からの理解と支援
内容:「現代ストレス社会を反映して、日本人のあらゆる年代における睡眠の問題の深刻化が指摘されています。成人の睡眠障害のうち、不眠症と悪夢障害を取り上げ、@症状の生起メカニズムや、A睡眠とメンタルヘルスを適正化するための、認知行動療法に基づく臨床心理学的支援の試みをご紹介いたします。」

2) 小林源氏(産業カウンセラー、LEC東京リーガルマインド大学教授)
日時: 2011年10月29日(土)
場所: 早大戸山キャンパス (予定)
題目:「仕事との出会い方、その続け方」〜就労支援カウンセリング事例と、就活川柳・一人百句から考える〜

ラベル:講座 おしらせ
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2011年05月06日

伝言ボード(2008年10月11日以降)

「脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ」 小泉英明著

(角川SSC新書 No.122)  2011年3月25日 第一刷発行。

小泉は子供のころから「測る」ことが好きだった。高校生のころには
ガイガー・ミュラー計数管(最も古典的な放射線測定器)を手作りで
組み立て、空から降り注ぐ宇宙線や中国の核実験の影響と思われ
る放射線を観測していた。

大学で原子分光学を学び、日立製作所に入社して最初に取り組ん
だのは生体や環境に含まれる微量の水銀を検出する方法だった。

そのころ水俣病が問題になっていて、原因は水銀らしいというこ
とまでは突き止められていたが、まだ詳しいメカニズムは解明され
ていなかった。水銀を検出するのは難しい。水銀は融点が低く、蒸
発しやすい。アイソトープ(同位体)を使う方法に取り組んだが、コスト
が掛かり過ぎて行き詰まった。

小泉たちは、アイソトープを使わず、ゼーマン効果だけを使うことに
した。ゼーマン効果というのは1896年にオランダのゼーマンによっ
て発見された。原子から放出される電磁波のスペクトルは磁場が
無いと単一波長だが、磁場があると複数に分かれる現象を指す。
それを応用し、ゼーマン原子吸光法を開発した。さらに偏光ゼーマ
ン原子吸光法に拡張し、水銀だけではなく、どんな元素にも使える
ものにした。その後、各地で頻発した様々な公害の原因物質の特
定に活躍した。

MRI(磁気共鳴画像法)もゼーマン効果を利用している。ゼーマン効
果を使って水銀の量を測れたように、いろいろな原子核もゼーマン
効果を起こす。こちらを原子核のゼーマン効果と呼び、元の方を電子
のゼーマン効果と呼ぶ。MRIでは体内の水素の原子核(陽子)のゼ
ーマン効果を利用し、それを画像化している。軟部組織という水を含
んでいる組織なら何でも見えるし、X線の被曝もないので安全である。
測定時に音が大きい欠点を除けば、身体への害も少ない。

1984年、東京女子医大に納めたMRIが故障し、その修理に当たった
小泉たちは偶然、動いている水と止まっている水では違う信号が出
ていることを発見し、それに基づき血液の流れを見ることの出来る
MRA(磁気共鳴血管描画)を開発し、日立は特許を取得した。

fMRI(機能的磁気共鳴描画)もまた同様の原理を応用し、タスクを行
なっているときと行なっていないときの血流の変化を計測して画像化
する。血液の磁性の変化も利用し、1992年にfMRI装置を開発した。

小泉らはMRIを使い、世界最初の論文を幾つか提出したが、MRIの
計測は長い時間が掛かり、被験者はその間じっとしていなくてはなら
ないし、ガンガンと音もうるさい。もっと自然な環境で感情や脳の働き
を観察できないかと悩み、近赤外光トポグラフィを開発した。

人間の脳の大事な機能は脳の外側にある。光を脳の反対側まで通
さず、外から入った光が充分に戻って来ることを利用すれば、脳の統
合的な働きを見たり、赤ちゃんの脳の機能の発達を観察したり出来る。
頭に帽子のような測定器を被れば、自由に動き回れるし、被験者の自
然な状態を観察することが出来る。

「測ること」、「見ること」は非常に大切である。何らかの「実在」を見る
ことによって、はじめて考えることも出来るし、分かることも出来る。
ガリレオ・ガリレイの使用した望遠鏡は、今から見れば子供でも作
れそうな素朴なものだが、天文学も物理学もそこから発達した。

2011. 5. 4.(水)
中村誠。

ラベル:伝言ボード
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